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300(スリーハンドレッド) [映画・試写会]

300を見ました。
歴史スペクタクルと思って見たら、多分ガッカリします。
この作品は、バトルエンターテイメントとして見るべきで、スパルタ軍の肉体美とバトルアクションを堪能すべき作品です。

戦闘シーンは、かなり過激で生々しいので注意を。続きを読む:

まさに肉弾戦。
生まれた瞬間から戦士として鍛え上げられたスパルタ軍の、屈強な肉体と精神、そして団結力!!
盾と槍を使った最強コンボ技はお見事です。

ただ、後半 ペルシア軍を「卑しい奴等」との描写は逆効果だったと思います。
私は、怪物のような巨人が出てきた辺りからついていけなくなって、サイが出てきたところで完全に冷めてしまいました。スパルタ軍が強いのではなく、ペルシア軍が弱いだけに思えてしまいました。

強靭な肉体の最強の男達を題材にした作品ですが、所々にスパルタ女の強さも感じました。
王妃が「スパルタの戦士は女から生まれる」とキッパリと言い切ったところや、卑劣な男に、「すぐに終わると思うなよ。苦痛だぞ。」とそっくりそのまま返してキッチリ借りを返したりするところです。
そして、出陣する王に「骸となっても帰ってきて」と言う王妃の台詞に感動しました。
「生きて帰ってきて」でもなく、「国と自由のために(命を捧げて)立派に戦って」でもありません。魂レベルで「帰ってきて」というところに、戦士の妻の器の大きさと強さを感じました。


タグ:映画
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